LiteratusとPROJECT MANAGEMENT platform
こんにちは PROJECT MANAGEMENT platformの運営を担っている株式会社Literatus(リテラタス)代表の池村です。
建物づくりに関わるあらゆる人(個人発注者、組織発注者、技術者、メーカー、学生、研究者)が,建築やPM(プロジェクトマネジメント),日々の経験(成功・失敗),問題意識,最新の情報等を共有し,成長の糧とするための情報ポータルサイトを目的としています。
Literatusが掲げている事業の一つは「教育」です。技術力の向上や資格取得に関する「学び」の場は数あれど、私が経験してきた「プロジェクトをマネジメントすること」を学ぶ場や機会はあまりありません。
また、当社にご相談いただくアマチュアの発注者の方に聞いてみると,ネットの情報や専門家(設計士や工務店,ゼネコン)からの情報で判断しなければならない場面が数多くあり、適切な情報や、過去の知見をもっと知りたい、というリクエストがありました。
Literatusが日常提供しているのはプロジェクトマネジメント,すなわちコンサルティングです。依頼を受けてソリューションを検討したり提示するのではなく、クライアント自身の考える力や、乗り越える力を身に着け、成長していく一助になりたい、という思いからこの本サイトは生まれました。
リテラシー、とは?
ところで”リテラシー”とは何でしょうか?
リテラシー(英: literacy)とは、原義では「読解記述力」を指し、転じて現代では「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」という意味に使われるようになり(後述)、日本語の「識字率」と同じ意味で用いられている。 ちなみに、古典的には「書き言葉を正しく読んだり書いたりできる能力」と言う限定的に用いられる時代もあった。
wikipediaより
簡単に言えば、必要な情報や知識を”知っている”状態から”他人に説明できる”ようになる力のことをリテラシーと呼びます。
飲み物を買うには,自動販売機の構造や,飲み物の生産過程を知っている必要はありません。お金という概念と,自動販売機がどこに有るか、自動販売機の使い方を知っていれば,子供でも手に入れることができます。
ですが,その飲み物の原材料に有害なものはないか,競合類似品と何が異なるのか等を知ることで、表層的な「味」や「金額」以外の観点から、飲み物を買うという行為が深まっていきます。
- ”知っている”から”説明できる”へ
- 必要な知識を、必要な場所(人)へ
建築の一般教養(リテラシー)
建築の知識というと、平面プラン、デザイン、工学的な構造、様々な材料
などの”建物”に関する知識をイメージされるでしょうか?
初等教育で考えてみると、衣食住という生活の基礎的な要素の一つに該当しますが、意外にも”住”に関してはほとんど教えてもらった記憶がありません。
あえて言えば、美術や図画工作の中で絵をかいたり、積み木のような遊びをしたこと程度でしょうか…。
さて、実際には”建築”というのは非常に広範な観点を包含しています。
例えば、
・資金調達や将来的な売却,
・相続の問題(経済学),
・設計者や施工者に対する契約の問題(法学),
・機能性や品質,維持費の問題(工学),
・公共性・社会性を有する不動産,
・建築を所有する責任(社会学)
などです。
家を購入したり、不動産に投資したりするのにそこまで広い教養が必要か、と思われるかもしれません。もちろんその全てを習得して、論文を書く必要はありません。しかし、最低限の知識を持っている必要はあります。”消費者は守られている”という認識では、業界や市場に搾取される立場になります(安心社会から信頼社会へ…。)多かれ少なかれ建築に関わる人として必要なリテラシー。そんな”一般教養”を、平易に身に着ける場が必要であり、LiteratusとLiteratusのパートナー、クライアントによって様々な経験や知見を後世に残す場があっても良いのでは、と思うのです。
経験と知恵を共有する場
PMpでは
・Literatusが国内外の建築・PMに関する情報収集
・コンサルティングにおいて出会う様々な問題や課題の考察や解決方法
・注目する国内外,各分野のプロフェッショナルからのレターや対談
などもご紹介していきます。
また個々の建物づくり(プロジェクト)で生じる問題について、お問い合わせ頂いた内容について,こちらで回答、公開していくこともあります。web上でQ&Aを閲覧できるサイトは数多くありますが、回答者のキャリア,スキルは様々です。Literatusは日々プロジェクトで発生する問題の経験こそ大きな財産だと考えています。 Literatusのコンサルティングでは,LiteratusとLiteratusの専門家ネットワークを駆使して回答しており,その様々な「経験知」をこちらで公開,共有していきます。